ダイワ「DRAGGER EX」2026年10月発売|3機種の違い・スペック・選び方を解説

ダイワから、ショアキャスティングロッド「DRAGGER(ドラッガー)」シリーズの最高峰モデルとなる「DRAGGER EX」が登場します。

発売予定は2026年10月

ラインナップは、

  • DRAGGER EX 98HHF-3
  • DRAGGER EX 93XHF-3
  • DRAGGER EX 91XXHF-3

の3機種です。

今回のDRAGGER EXで特に注目したいのは、単純に「大物に対応する強いロッド」を目指しているわけではない点です。

高負荷を掛けながら魚を浮かせるファイト性能に加え、プラグの操作性、遠投性能、アングラー側の負担軽減まで考慮。さらに3ピース構造を採用し、それぞれのセクションに役割を持たせています。

大型ヒラマサやカンパチなど、ショアから一生に一度あるかどうかの大型魚を本気で狙うアングラーにとって、かなり気になるロッドになりそうです。

今回は、ダイワ公式から公開されている情報をもとに、DRAGGER EXの特徴、3機種の違い、適合PE・リールサイズ、どのモデルを選ぶべきかを整理します。


DRAGGER EXとは?

DRAGGERシリーズが掲げているのは、魚に主導権を渡さず、アングラー側がファイトを組み立てるスタイルです。

一般的なショアキャスティングロッドでは「Hならこの程度の魚」「HHならこの程度の魚」と、ロッドパワーと対象魚のサイズを結び付けて考えるケースが多くあります。

しかしDRAGGER EXでは、すべてのモデルに大型魚と戦えるだけの強度を持たせたうえで、使用するルアーやライン、攻略方法によってパワーを選ぶという考え方が採用されています。

つまり、

「何kgの魚を釣るからXHを選ぶ」

というより、

「PE6~8号を使い、16~30cmクラスのプラグを操作するからXHを選ぶ」

という選び方になります。

大型青物用ロッドとしては、かなり明確なコンセプトです。


DRAGGER EXの大きな特徴

靭性を高めたブランク

DRAGGER EXで特に強化されているのが、ブランクの「靭性」です。

従来のDRAGGER BREAK THROUGHが持っていたキャストフィールやルアー操作性を引き継ぎつつ、高負荷を掛けた状態でもロッド自身が戻ろうとする力を強化しています。

大型魚とのファイトでは、単純に硬いロッドであればいいわけではありません。

磯際まで寄せた魚が急激に方向転換した場合、硬すぎるロッドでは魚の動きへの追従性が低下し、フックアウトやラインブレイクにつながることがあります。

DRAGGER EXでは、強大なプレッシャーを魚へ掛けながらも、ロッド全体がスムーズに曲がることでこうした急激な動きへ対応する設計となっています。

X45フルシールドを採用

ブランクにはダイワの「X45フルシールド」を採用。

キャストやルアー操作、フッキング、ファイト時に発生するロッドのネジレを抑え、本来持っている性能を発揮させるための技術です。

大型プラグや重量級ルアーをフルキャストするロックショアでは、キャスト時にブランクへ非常に大きな負荷が掛かります。

ネジレを抑えることは飛距離だけでなく、キャスト精度や操作性にも関わってきます。

HVF NANOPLUS

素材には「HVF NANOPLUS」を採用。

カーボン繊維の密度を高めながらレジン量を抑え、高強度化と軽量化を狙ったブランク素材です。

今回のDRAGGER EXは400g前後という重量がありますが、PE4~10号クラスを使用するモンスター対応ロッドであることを考えると、単純な自重だけではなく、ロッドを振った際の持ち重りやバランスまで含めて評価したいところです。

V-JOINTαによる3ピース構造

DRAGGER EXは全モデルが3ピースです。

大型青物用ロッドでは2ピースモデルも多いため、ここは特徴的な部分でしょう。

継ぎ部分には「V-JOINTα」を採用。

単に持ち運びやすくするために3ピース化したのではなく、それぞれのセクションへ役割を持たせることで、

  • キャスト性能
  • ルアー操作性
  • ファイト性能

を高いレベルで成立させることが狙われています。

仕舞寸法も101~106cmに抑えられており、遠征時のロッド運搬という点でもメリットがあります。

チタンフレームガイドを採用

ガイドは全モデルでチタンフレーム仕様。

DRAGGER BREAK THROUGHと比較して穂先側の軽量化が図られており、先重りを抑えてルアー操作性を高めています。

大型プラグを一日中キャストし続けるロックショアでは、数十グラムの自重差以上に、ロッド先端側の重量バランスが疲労に影響します。

重量級タックルだからこそ、こうした部分は実釣上かなり重要です。

ZERO SEAT パワーグリップ

リールシートには新形状の「ZERO SEAT パワーグリップ」を搭載。

高負荷ファイト時でもリールフットを安定させやすく、握り込んだ際にリールフットとシートの段差を感じにくい形状となっています。

さらにCCグリップを採用し、グリップ側面をフラット形状にすることで、強く巻き上げた際にもロッドが手の中で暴れにくい設計です。

大型魚を止めながら大型スピニングリールを強く巻くようなファイトを前提にした仕様といえます。


DRAGGER EXは3機種をラインナップ

2026年8月時点で発表されているDRAGGER EXは3機種です。

モデル全長自重プラグジグPE仕舞寸法税抜価格
98HHF-32.95m400g50~120g60~160g4~6号106cm112,000円
93XHF-32.82m400g60~160g80~200g6~8号101cm113,500円
91XXHF-32.77m402g60~280g6~10号101cm115,000円

3機種とも3ピースの並継仕様で、カーボン含有率は99%。

重量については98HHF-3と93XHF-3が400g、最も強い91XXHF-3でも402gとなっています。

スペックを見る限り、「パワーが上がるほど単純に重くなる」という構成ではありません。


98HHF-3|小型プラグも扱いやすいテクニカルモデル

98HHF-3は、シリーズ中最も長い9フィート8インチクラスのモデルです。

適合PEは4~6号。

ダイワが示しているHHクラスの基準では、SW10000~14000番クラスのスピニングリールとの組み合わせが目安となります。

このモデルの大きな特徴は、モンスタークラスと戦える強度を持ちながら、小型のダイビングペンシルを扱いやすいことです。

小型ベイトを偏食している青物に対して大型プラグでは反応が得られない状況は、ロックショアでも珍しくありません。

そうした場面で小型プラグをしっかり操作しながら、大型魚が掛かった際には強引なファイトへ移行できる点が98HHF-3の強みです。

シリーズ最長のレングスを生かした遠投性能も期待できます。

98HHF-3が向いていそうな人

  • PE4~6号を中心に使用する
  • SW10000~14000番クラスを使う
  • 小~中型ダイビングペンシルを多用する
  • 飛距離を重視したい
  • 足場の高い磯でも扱いやすい長さが欲しい
  • 強さだけでなくプラグ操作性も重視したい

3機種の中では比較的扱えるルアーの下限が低く、普段のロックショアゲームにも取り入れやすいモデルといえそうです。


93XHF-3|シリーズの中心となるオールラウンドモデル

93XHF-3は、DRAGGER EXの中核となるモデルです。

適合PEは6~8号、プラグは60~160g、ジグは80~200g。

ダイワの推奨ではXHクラスにSW14000~18000番クラスのスピニングリールを組み合わせ、16~30cmクラスのプラグを使用する設定となっています。

大型ヒラマサを狙うロックショアでは、非常に現実的な構成でしょう。

公式情報では、テスト中に30kgに迫るヒラマサを複数捕獲した実績も紹介されています。

ただし、このモデルのポイントは単純なパワーだけではありません。

大型プラグを扱える操作性、遠投性能、そして大型魚とのファイト性能をバランスさせていることが93XHF-3の特徴です。

93XHF-3が向いていそうな人

  • PE6~8号をメインに使う
  • SW14000~18000番クラスを使う
  • 160~300mm前後のプラグを幅広く使用する
  • 大型ヒラマサ・カンパチを本格的に狙う
  • プラグだけでなく大型メタルジグも使いたい
  • DRAGGER EXの中から一本を選びたい

特定のルアーに特化するのではなく、さまざまな状況へ対応できる一本を求めるなら、まず候補になるモデルでしょう。


91XXHF-3|巨大プラグまで扱うシリーズ最強クラス

91XXHF-3はシリーズ最強となるXXHモデルです。

適合PEは6~10号

プラグの対応重量は最大280gまでとなっており、18~24cmクラスはもちろん、30cmクラスの大型プラグまで想定されています。

ダイワが示しているXXHクラスの推奨リールはSW18000~20000番。

PE8~10号、場合によってはそれ以上のラインシステムを組むことも想定された完全なヘビータックルです。

特徴的なのは、単純に硬い棒のような設計ではないこと。

ティップ部分ではルアーを操作し、ベリーで魚へ負荷を掛け、バットで大型魚を引き寄せるという役割分担を意識した設計になっています。

91XXHF-3が向いていそうな人

  • PE8~10号クラスを使用する
  • SW18000~20000番クラスを使う
  • 200gを超える巨大プラグを使用する
  • 大型ヒラマサや大型カンパチを強引に止める必要がある
  • 根が荒く、魚を走らせられないポイントへ入る
  • 国内外のモンスタークラスを本気で狙う

一般的なショアジギングというより、完全にモンスター狙いの領域です。


PE号数・リールサイズから選ぶなら?

DRAGGER EXは対象魚の重量だけでなく、使用するルアーとタックルバランスからモデルを選ぶというコンセプトです。

大まかに整理すると以下のようになります。

モデルPE推奨リールサイズ目安プラグの方向性
98HHF-3PE4~6号SW10000~14000小~中型プラグを含むテクニカルゲーム
93XHF-3PE6~8号SW14000~18000中~大型プラグ中心のオールラウンド
91XXHF-3PE6~10号SW18000~20000大型~超大型プラグ

普段PE5号前後を使っているなら98HHF-3。

PE6~8号を使った大型青物狙いなら93XHF-3。

PE8~10号と大型プラグを組み合わせ、魚を止めることを最優先するなら91XXHF-3。

このように考えると選びやすいでしょう。


個人的に最も注目したいのは93XHF-3

3機種のスペックを見る限り、最も汎用性が高そうなのは93XHF-3です。

PE6~8号に対応し、プラグ60~160g、ジグ80~200gまで扱えます。

大型ヒラマサをターゲットにしたロックショアでは、PE6号以上を使用する場面も珍しくなく、SW14000~18000番クラスとの組み合わせも現実的です。

一方、91XXHF-3になると最大280gのプラグとPE10号まで想定する完全なモンスター仕様。

98HHF-3はPE4~6号と軽めのプラグまで扱えるため操作性重視。

その中間に位置しながら、大型魚への対応力とルアーの選択肢を両立している93XHF-3は、DRAGGER EXを代表する一本になりそうです。

ただし、ロッドだけで400gあります。

SW14000~18000番クラスのリールを組み合わせればタックル全体としてはかなりの重量になるため、購入前には実物を持ち、バランスやグリップ形状まで確認したいところです。


3ピース化は遠征ロックショアでも大きなメリット

今回のDRAGGER EXでもう一つ注目したいのが、全機種3ピースである点です。

仕舞寸法は98HHF-3で106cm、93XHF-3と91XXHF-3では101cm。

大型青物用ロッドとしてはかなりコンパクトになります。

特に、

  • 飛行機を利用した離島遠征
  • 車へ複数本のロッドを積載する場合
  • 渡船利用時
  • ロッドケースを持って長距離移動する場合

などではメリットを感じやすいでしょう。

もちろん3ピース化の目的は携帯性だけではなく、ダイワは各節へ異なる役割を持たせることで、キャスト・操作・ファイト性能を成立させる設計としています。

「3ピース=持ち運びやすいロッド」というだけではなく、3ピース構造そのものを性能設計へ利用している点がDRAGGER EXの面白いところです。


DRAGGER EXはどんなアングラー向け?

DRAGGER EXは、価格から見てもスペックから見ても万人向けのロッドではありません。

メーカー希望本体価格は112,000~115,000円(税抜)

さらに合わせるリールもSW10000~20000番クラスとなるため、タックル全体ではかなり本格的な構成になります。

そのため、

「これからショアジギングを始めたい」

という人よりも、

すでにロックショアで大型青物を狙っていて、さらに大型魚へ対応するためタックルを強化したいアングラー

に向いたシリーズでしょう。

特に根の荒い磯では、魚を自由に走らせる余裕がありません。

掛けた瞬間から高いドラグ負荷を掛け、魚の頭をこちらへ向け、根へ到達する前に勝負を決めなければならないケースがあります。

DRAGGER EXは、まさにそうした状況を想定したロッドといえます。


3機種の選び方まとめ

迷った場合は、普段使用しているラインとルアーから選ぶのが分かりやすいでしょう。

PE4~6号+小~中型プラグ
→ 98HHF-3

PE6~8号+中~大型プラグ
→ 93XHF-3

PE8~10号+大型・超大型プラグ
→ 91XXHF-3

魚のサイズだけでロッドパワーを上げていくのではなく、「その魚へどうアプローチするのか」で番手を選ぶ。

これがDRAGGER EXの特徴です。


まとめ|DRAGGER EXは「魚を止める」だけではないモンスター対応ロッド

2026年10月発売予定のDRAGGER EXは、ダイワが大型魚とのショアキャスティングゲームへ投入する最高峰クラスのシリーズです。

最大の特徴は、ただ強いだけのロッドではなく、

  • 大型プラグを遠投できるキャスト性能
  • プラグを動かし切る操作性
  • 高いドラグ負荷を掛け続けるファイト性能
  • 磯際の急激な魚の動きへ追従する靭性
  • 大型リールを安定して巻けるグリップ
  • 遠征にも対応しやすい3ピース構造

をまとめて成立させようとしている点でしょう。

98HHF-3、93XHF-3、91XXHF-3のすべてがモンスター対応という考え方も特徴的です。

特に93XHF-3はPE6~8号、SW14000~18000番、60~160gのプラグという、大型ヒラマサを狙うロックショアでは使いやすいスペックにまとまっています。

一方、PE8~10号と巨大プラグで魚を止めにいく91XXHF-3は、国内でも限られたフィールドや遠征で真価を発揮する一本になりそうです。

メーカー希望本体価格は11万円を超えるため簡単に購入できるロッドではありませんが、本気でショアから記録級の魚を狙うアングラーにとって、2026年秋の注目ロッドの一つとなるでしょう。


要注意ポイント

  • ⚠️ DRAGGER EXの発売予定は2026年10月です。2026年8月27日時点では発売前の製品です
  • ⚠️ メーカー希望本体価格はすべて税抜価格です
  • ⚠️ 実売価格・予約開始時期・店舗在庫は販売店によって異なる可能性があります
  • ⚠️ 推奨リールサイズはダイワ公式が示すロッドパワー別の目安をもとにしています
  • ⚠️ 大型青物とのファイトではロッド性能だけでなく、リール・ライン・リーダー・フック・ドラグ設定を含めたタックル全体の強度が重要です
  • ⚠️ 発売前の製品のため、購入前にダイワ公式サイトで最新の仕様・発売情報をご確認ください

出典

  • DAIWA公式|DRAGGER EX(ドラッガー EX)
  • DAIWA公式|製品情報・2026年新製品情報

※本記事は2026年8月27日時点でダイワ公式サイトに掲載されている情報をもとに作成しています。

シェアよろしくお願いします!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です