釣り用プライヤーの選び方:種類・機能・おすすめの使い方を初心者向けに解説

釣り用プライヤーと道具類が木製の桟橋の上に並んでいるイメージ
釣り用プライヤーの選び方:種類・機能・おすすめの使い方を初心者向けに解説

釣りを始めると、魚を釣り上げた後に針を外す作業で戸惑う方が多いのではないでしょうか。そんなときに活躍するのが「釣り用プライヤー」です。この記事では、プライヤーの種類や選び方、安全な使い方まで初心者向けにわかりやすく解説します。


釣り用プライヤーとは?なぜ必要なの?

釣り用プライヤーとは、釣り針(フック)を魚の口から外したり、ラインを切断したり、スプリットリング(ルアーのフックを取り付ける小さなリング)を開いたりするための専用工具です。

一般的なペンチや工具と異なり、釣り専用に設計されているため、魚を傷めにくく、作業もスムーズに行えます。フックを素手で外そうとすると、自分の手に刺さる危険があります。初心者の方こそ、プライヤーを早めに揃えることをおすすめします。

また、魚の口は思いのほか鋭い歯を持つ種類も多く、素手での扱いは怪我のリスクが高まります。プライヤーを使うことで、魚への負担を最小限に抑えながら安全に作業できます。


釣り用プライヤーの主な種類

プライヤーにはいくつかの種類があります。用途や釣りスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

スタンダードタイプ(汎用プライヤー)

最もポピュラーなタイプです。フック外し・ラインカット・スプリットリング操作など、基本的な作業をひとつでこなせます。ルアー釣りからエサ釣りまで幅広く使えるため、初心者の最初の1本としておすすめです。全長は15〜20cm程度のものが使いやすいとされています。

ロングノーズタイプ(先細りプライヤー)

先端が細長く伸びているタイプです。魚の喉の奥深くに刺さったフックを外す際や、細かい作業が必要なときに重宝します。アジングやメバリングなど、小型の魚を狙うライトゲームでも活躍します。

ミニプライヤー

全長10cm前後のコンパクトなタイプです。小型ターゲットを狙うライトゲームや、荷物を軽くしたいときに向いています。携帯性が高い反面、大型魚には力が足りないことがあります。

マルチプライヤー(多機能タイプ)

ラインカッター・スプリットリングオープナー・ジグのフック交換などが1本でできる高機能タイプです。機能が充実している分、価格はやや高めになります。複数の道具をひとつにまとめたい方に向いています。


プライヤーを選ぶときのポイント5つ

初心者がプライヤーを選ぶ際に意識したいポイントを5つ紹介します。

1. 素材・耐食性を確認する

釣り場は海水・淡水・潮風など、金属が錆びやすい環境です。素材選びは長く使うために重要です。

  • アルミ合金製: 軽量で錆びにくく、初心者にも扱いやすい。価格も比較的リーズナブルです。
  • ステンレス製: 強度と耐食性が高く、長持ちします。アルミより重めです。
  • チタン製: 最も軽量で高耐食性ですが、価格が高い傾向があります。

海釣りを楽しむ方には、アルミ合金またはステンレス製を選ぶことをおすすめします。使用後は真水で洗い流すと、錆びの発生を抑えられます。

2. ラインカッターの有無と切れ味

プライヤーに内蔵されたラインカッター(ライン切断刃)の有無を確認しましょう。フッ素コーティングされた刃は、PEライン(ポリエチレン素材の釣り糸)もスムーズに切断できます。PEラインは細くて硬いため、普通のハサミでは切りにくいことがあります。

3. スプリットリングオープナーの有無

ルアー釣りをするなら、スプリットリングオープナー(リングを開く小さな突起)が付いているタイプが便利です。フックの交換がスムーズに行えます。ルアー釣りをこれから始める方は、この機能があるタイプを選ぶと作業が楽になります。

4. グリップの握りやすさ

実際に使う場面では、濡れた手でも握りやすいグリップが求められます。ラバーコーティングやテクスチャー加工(凹凸のある滑り止め加工)が施されたグリップを選ぶと安心です。また、バネが内蔵されていると、片手で操作しやすくなります。

5. ホルスター・ランヤードホールの有無

プライヤーは釣り中に落下・紛失しやすい道具です。ホルスター(専用ケース)やランヤードホール(ストラップを通す穴)が付いているタイプは、腰やベルトに装着できて便利です。水辺での作業中に手から滑り落ちるリスクを減らせます。


価格帯の目安と初心者向けの予算感

プライヤーの価格は用途や素材によって大きく異なります。

価格帯 特徴
500〜1,500円 入門用。最低限の機能あり。耐久性はやや低め
1,500〜4,000円 アルミ合金製が多く、バランスがよい。初心者に最適
4,000〜8,000円 ステンレス・チタン製。高耐久・高機能
8,000円以上 プロ仕様。特殊コーティングや精密設計

初心者の方は、まず1,500〜3,000円程度のアルミ合金製を選ぶと、コスパよく始められます。慣れてきたら、自分の釣りスタイルに合わせてアップグレードするとよいでしょう。


プライヤーの基本的な使い方

プライヤーの使い方を覚えることで、スムーズに釣りが楽しめます。

フックの外し方

  1. 魚をしっかりとホールドする(タオルや魚つかみグローブを使うと安全)
  2. プライヤーの先端でフックのベンド(曲がり部分)をつかむ
  3. 針が刺さった方向と逆方向に、やさしく押しながら外す
  4. 無理に引っ張らず、フックの刺さり方を確認しながら作業する

フックが深く刺さっている場合は、無理に外そうとせず、ラインを切って魚をリリースする方法もあります。特に、キャッチ&リリース(釣った魚を逃がす釣り方)を楽しむ方は、バーブレスフック(かえしのない針)との併用も検討してみてください。

スプリットリングの開け方

  1. スプリットリングオープナーの突起をリングの隙間に差し込む
  2. 軽くこじるようにしてリングを広げる
  3. フックをリングに通して装着する

慣れないうちはリングが飛んでいきやすいので、地面に落とさないよう注意しましょう。

ラインのカット

プライヤーのカッター部分にラインを当て、ハンドルを握ってカットします。PEラインはカッターの根元に当てると切れやすいです。


使用後のメンテナンス方法

プライヤーは使用後のケアが長持ちの秘訣です。

  • 使用後は必ず真水で洗い流す: 特に海水での使用後は塩分が残ると錆びの原因になります。
  • 水気をよく拭き取る: タオルや布でしっかりと乾燥させましょう。
  • 可動部に油をさす: 定期的に釣り用のオイル(サビ止めオイル)を可動部に塗布すると、動きがスムーズになります。
  • 保管場所に注意する: 高温多湿の場所での保管は避けてください。

適切なメンテナンスをすることで、1本のプライヤーを数年にわたって使い続けることができます。


プライヤーと一緒に揃えたい周辺アイテム

プライヤーと組み合わせると、より快適に釣りが楽しめるアイテムを紹介します。

  • フィッシュグリップ: 魚の口をつかんで固定する道具。歯の鋭い魚や滑りやすい魚に有効です。
  • ニードルノーズ(別名:フックリムーバー): 喉の奥に刺さった針専用の取り外し道具。
  • ランヤード: プライヤーとウェアをつなぐコード。落下防止に役立ちます。
  • タオル・グローブ: 魚をつかむ際の滑り止め・怪我防止に。

磯釣りやエギングなど、足場の悪い場所での釣りでは、プライヤーのランヤード装着が特に重要です。道具を海に落としてしまうと回収が難しくなります。


要注意ポイント

  • ⚠️ プライヤーを使って針を外す際、魚を無理に動かすと魚体を傷つけたり、フックが自分の手に刺さる危険があります。落ち着いてゆっくりと作業してください。
  • ⚠️ 安価なプライヤーはラインカッターの切れ味が早期に落ちることがあります。PEラインを使う場合は、PEライン対応と明記された製品を選ぶことをおすすめします。
  • ⚠️ 海水での使用後はメンテナンスを怠ると短期間で錆びが発生します。使用後は必ず真水洗浄・乾燥・注油を心がけてください。
  • ⚠️ スプリットリングは非常に小さく、開け方を誤ると紛失しやすいです。地面や水面の上での作業時は特に注意しましょう。
  • ⚠️ 本記事に記載の価格はあくまで目安です。実際の販売価格は時期・販売店によって異なります。購入時に最新情報をご確認ください。
  • ⚠️ キャッチ&リリースを行う際は、地域の漁業規則や禁漁区域に関するルールを事前に確認することをおすすめします。

出典

 

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