【釣行記】鵜渡根遠征、エソ2匹で終了。それでも大型ヒラマサの気配は確かにあった

2026年6月13日。
下田フィッシングを利用して、鵜渡根へ行ってきました。

結論から言うと、僕の釣果はエソ2匹のみ。どちらもジグでの釣果でした。

狙いはもちろん大型ヒラマサ。下田フィッシングのブログやInstagramでも、大型のヒラマサが回遊している情報が出ていて、かなり期待しての釣行でした。

実際、前日の6月12日には鵜渡根で良型ヒラマサが上がり、カツオ根ではさらに大きいサイズのバラシも複数あったとのこと。当日6月13日も、カツオ根では14kgのヒラマサが1本上がっています。フズシ根でもワラサが出ており、魚がいない日ではありませんでした。

ただ、自分が渡礁した二つ根は、前日もあまり調子が良くなかったようで、当日もなかなか厳しい展開でした。

大型ヒラマサの夢を見て磯に立ち、結果はエソ2匹。
でも、完全に何もなかったわけではありません。

上げ潮が入り始めたタイミングで、ジグに一度だけショゴっぽいアタリがありました。フッキングには至らず、そのまま終了。

悔しい。
かなり悔しい。

でも、鵜渡根というフィールドの凄みと、遠征釣行のしんどさと楽しさを、改めて感じる一日になりました。

金曜22時に出発。帰宅は土曜21時

今回の釣行は、体力的にもなかなかハードでした。

金曜の22時に家を出発。
夜のうちに下田方面へ走り、下田フィッシングの集合に合わせて準備。
そこから渡船で鵜渡根へ向かい、一日磯に立ち、帰宅したのは21時頃。

ほぼ丸一日、移動と釣りに使ったことになります。

ロックショアの遠征は、釣りをしている時間だけがしんどいわけではありません。むしろ、釣り場に立つまでの移動、睡眠不足、荷物の準備、渡船の緊張感、磯上での集中力、帰りの運転まで含めてひとつの釣行です。

今回は特に、期待値が高かった分、気持ちの消耗も大きかったです。

「大型ヒラマサが回っている」
「前日もチャンスがあった」
「今日こそ自分にも来るかもしれない」

そんなことを考えながら走る夜の道は、眠気よりもワクワクが勝っていました。

でも、帰り道はさすがに堪えました。
釣果がエソ2匹だったこともあり、体の疲れに加えて、気持ちの重さも少し乗ってきます。

それでも不思議なもので、帰ってしばらくすると、また行きたくなる。
遠征の釣りは本当に厄介です(笑)

当日の鵜渡根の海況

6月13日の鵜渡根は、下田フィッシングの情報では晴れ、中潮。風は北東4mから南西5m、波高は1.0m。水温は21.8〜22.1℃。潮向きは下り潮のち上り潮でした。

神津島基準の潮汐では、満潮が2:36と16:51、干潮が9:44と22:02。午前中に大きく下げて、夕方の満潮に向かって上げていく潮回りです。

数字だけを見ると、決して悪くない条件に見えます。
実際、当日は凪で、カツオ根、フズシ、二つ根すべてが使用可能な状況だったとのこと。

ただ、磯ごとの潮の当たり方はまったく別物です。

同じ鵜渡根でも、カツオ根に良い潮が入る時間、フズシが効く時間、二つ根が沈黙する時間がある。今回、その差を強烈に感じました。

下田フィッシングの当日情報では、朝方から9時過ぎまでは下り潮が効いていて、魚の活性も高かったようです。実際に大型ヒラマサが1本上がり、バラシも多かったとのこと。

しかし、自分が乗った二つ根では、午前中の下げ潮で全く潮が動かない時間が続きました。

目の前の海は穏やか。
ジグを落としても、潮を噛んでいる感じが薄い。
ミノーを通しても、ダイビングペンシルを引いても、海からの返事がない。

磯に立っているのに、どこか時間だけが止まっているような感覚でした。

二つ根、沈黙の午前中

渡礁直後は、当然ながら期待しかありませんでした。

鵜渡根。
大型ヒラマサ。
前日から続く良い情報。
同じ日に他の磯で魚が出る可能性。

この条件でテンションが上がらないわけがありません。

まずはトップ。
ダイビングペンシルで広く探ります。

しかし、反応はありません。

潮が効いていないせいか、ルアーが生きている感じがしない。アクション自体は入っているのですが、水を押している感覚が薄く、魚に見つけてもらえる気がしない時間が続きます。

次にミノー。
磯際、サラシ、払い出しっぽい場所を丁寧に通します。

それでも反応なし。

ジグに変えて、沖のブレイクや潮の変化を探します。
シャクって、落として、またシャクる。
ボトムを取り直して、少し角度を変える。
重さを変える。
ピッチを変える。
フォールを長めに取る。

それでも返ってくるのは、潮の重みではなく、ただの鉛の重さでした。

こういう時間は、精神的にかなりきついです。

魚が見えない。
潮が動かない。
隣の磯が気になる。
船長の情報が頭をよぎる。
「ここじゃなかったのか」と考え始める。

でも、磯に乗った以上、その場所でやり切るしかありません。

釣りは場所の運も大きいですが、その場所でどう粘るかも大事です。そう自分に言い聞かせながら、ひたすらキャストを続けました。

ジグでエソ。嬉しいような、悔しいような

午前中、最初に生命感をくれたのはエソでした。

ジグを入れて、ボトム付近を探っていると、違和感のようなアタリ。合わせると重みはありますが、明らかに本命ではない引き。

上がってきたのはエソ。

正直、嬉しい魚ではありません。
でも、何も反応がない時間が続いた後だったので、「魚はいる」という意味では少しだけ救われました。

その後、もう1匹エソを追加。

結果として、今回の釣果はこの2匹だけでした。

エソを釣るために鵜渡根まで来たわけではありません。
もちろん、狙いは大型ヒラマサでした。

それでも、完全なノーバイトで終わるよりは、海から何かしらの反応があっただけ良かったのかもしれません。

ただ、その時点ではそんなふうに前向きには考えられませんでした。

「違う、君じゃない」
そんな気持ちが、どうしても出てしまいます。

上げ潮でようやく雰囲気が変わる

午前中は、正直かなり厳しい時間でした。

ところが、上げ潮のタイミングに入ってから、少しずつ海の雰囲気が変わり始めました。

それまでスカスカだった潮が、ようやくルアーに重みを与えるようになります。ジグをシャクった時に、ラインの角度が少し変わる。フォール中に、潮に引っ張られる感覚が出てくる。

「やっと入ってきたかもしれない」

そう思えるタイミングがありました。

こうなると、集中力も戻ってきます。

それまで機械的に投げていたジグにも、少しずつ意味が出てくる。潮が効く方向、流され方、回収コースを考えながら、より丁寧に探るようになります。

そして、そのタイミングで一度だけアタリが出ました。

ジグをシャクって、フォールに入った瞬間。
コンッという小さな違和感。
反射的に合わせましたが、乗り切らない。

感触としては、ショゴっぽいアタリでした。

大型ヒラマサのそれではありません。
でも、この日、自分にとって一番本命に近い反応でした。

悔しい。
あれを掛けられなかったのは本当に悔しい。

たった一度のチャンスだったかもしれません。
潮が動き出した短い時間の中で、ようやく出た反応。それをものにできなかった。

この釣行を振り返ると、やっぱりあの一瞬が一番頭に残っています。

他の磯では大型ヒラマサの気配

今回、自分が乗った二つ根では厳しい展開でしたが、鵜渡根全体としては大型ヒラマサの気配が濃い日でした。

下田フィッシングの当日情報では、カツオ根でヒラマサ116cm、14kgが1本。フズシ根ではワラサ74cmが上がっています。さらに、大型ヒラマサのバイトやバラシも多かったようで、ルアーマンの多くが魚を掛けているような状況だったとのこと。

この情報を見ると、なおさら悔しくなります。

同じ日に、同じ海域にいて、魚は確かに回っていた。
でも、自分の立っていた場所、自分のタイミング、自分のルアーには、最後まで本命が食ってこなかった。

ロックショアの遠征は、こういう現実を突きつけてきます。

海は広いようで、チャンスはものすごく狭い。
同じ島にいても、立つ磯が違えば別世界。
潮の筋が数十メートル外れただけで、天国と沈黙が分かれる。

でも、それがまた面白いところでもあります。

自分の釣果だけを見るとエソ2匹。
でも、同じ日に14kgのヒラマサが上がっている。

それはつまり、夢が現実になる可能性がある場所に、自分も立っていたということです。

鵜渡根はやっぱり夢がある

鵜渡根という場所は、簡単な釣り場ではありません。

移動は遠い。
準備も大変。
渡船の緊張感もある。
磯に乗ってからも安全第一。
潮が外れれば何も起こらない。
魚が掛かっても獲れるとは限らない。

でも、それでも行きたくなるだけの魅力があります。

大型ヒラマサ、カンパチ、ワラサ、キハダの気配。
黒潮の影響を受ける離島の磯。
潮が効き始めた瞬間の空気の変化。
いつ足元から巨大魚が突き上げてくるか分からない緊張感。

今回、自分には本命は出ませんでした。

でも、磯に立っている間ずっと、「ここなら何か起きるかもしれない」と思わせてくれる海でした。

午前中の沈黙も、上げ潮で変わった雰囲気も、ショゴっぽい一度のアタリも、他の磯で上がった14kgのヒラマサも、全部ひっくるめて鵜渡根らしい一日だったと思います。

反省点

今回の釣行で一番感じたのは、潮が効かない時間帯の組み立ての難しさです。

午前中の下げ潮で二つ根は全く潮が動かず、正直なところ、何をやっても釣れる気がしない時間が長く続きました。

そういう時に、もっと丁寧に地形を探るべきだったのか。
早めにジグ中心へ切り替えるべきだったのか。
逆に、潮が入るまで体力を温存するべきだったのか。
トップやミノーにこだわる時間をどう配分するべきだったのか。

考えることはたくさんあります。

また、上げ潮で出たショゴっぽいアタリを掛けられなかったことも反省です。小さいアタリだったとはいえ、チャンスが少ない日ほど、そういう一瞬を取れるかどうかが大事になります。

大型ヒラマサ狙いでは、どうしても派手なバイトを想像してしまいます。水面爆発、強烈なひったくり、ドラグを出す走り。

でも実際には、チャンスの始まりは小さな違和感かもしれません。

次回は、その小さな違和感をもっと大事にしたいと思います。

まとめ:エソ2匹でも、また行きたいと思える釣り

2026年6月13日の鵜渡根釣行。
釣果はジグでエソ2匹のみ。

結果だけ見れば、悔しい釣行です。

大型ヒラマサを期待して下田まで走り、渡船で鵜渡根へ渡り、一日磯に立って、本命からの明確なバイトはなし。上げ潮で一度だけショゴっぽいアタリがあったものの、フッキングできずに終了。

金曜22時に家を出て、帰宅は土曜21時。
体力的にもなかなかハードでした。

それでも、不思議と「もう行きたくない」とは思いませんでした。

むしろ、また行きたい。

なぜなら、同じ日にカツオ根では14kgのヒラマサが上がり、フズシ根でもワラサが出て、大型ヒラマサのバイトもあったからです。自分の立っていた二つ根にはチャンスが少なかったかもしれませんが、鵜渡根というフィールド全体には、確かに夢がありました。

釣れなかったことは悔しい。
でも、悔しいと思えるだけの魚がいる。
悔しいと思えるだけの場所に立てた。

それだけでも、今回の遠征には価値があったと思います。

次こそは、自分のルアーに大型ヒラマサを出したい。
そして、掛けた魚をしっかり獲りたい。

エソ2匹で終わった今回の釣行は、悔しさの残る一日でした。
でも、次の鵜渡根へ向かう理由としては、十分すぎる一日でした。

釣行データ

釣行日:2026年6月13日
場所:鵜渡根
利用渡船:下田フィッシング
渡礁磯:二つ根
天候:晴れ
潮回り:中潮
風:北東4m〜南西5m
波高:1.0m
水温:21.8〜22.1℃
潮向き:下り潮のち上り潮
釣果:エソ2匹
ヒットルアー:ジグ
その他:上げ潮のタイミングでショゴらしきアタリが一度あるもフッキングせず

当日の周辺釣果メモ

カツオ根:ヒラマサ116cm・14kg
フズシ根:ワラサ74cm
その他、大型ヒラマサのバイト・バラシ情報あり

自分の釣果は厳しかったですが、鵜渡根全体としては大型ヒラマサの回遊を感じる一日でした。次回は潮が当たるタイミングと磯選び、そして少ないチャンスを掛け切る集中力をテーマに再挑戦したいと思います。

タックルデータ

ロッド:シマノ コルトスナイパー リミテッド S104XH/PS
ロッド:ダイワ ドラッガー ブレイクスルー 93XH-3
リール:シマノ ツインパワー SW 14000XG
リール:シマノ ステラ SW 10000HG

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